新型ウィルスの感染拡大を受けて在宅率が高い現在。「空き巣」ができない泥棒はあの手この手で考えています。

家にいるなら「出てもらおう」

「追出し盗」とは

家人が外出している間に家に泥棒に入るいわゆる「空き巣」は以前からある手口ですが、最近になり特殊詐欺の電話から家人を誘い出し無人の家に泥棒に入る侵入窃盗(追出し盗)が発生しています。

警察を名乗るものから

「警察です、詐欺の犯人を捕まえたら、あなたの名前を話している。あなたのキャッシュカードなどが悪用されている可能性がある」

等と電話の中で自宅に保管している現金の状況を確認し、被害者が多額の現金があると答えると、例え途中で被害者が詐欺の電話と気づいて電話を切っても

後刻、警察を名乗るものから

「被害にあっている可能性が高いため、〇〇警察署に家族全員できてほしい」

と言葉巧みに説明し、家人を全員外出させ誘い出し、家を留守にさせる。

家を見張っている犯人が家人が外出したのを確認して窓ガラスを割るなどして室内に侵入し現金などを盗み出す「追出し盗」

仲間がいることもある

家にいるお年寄りを狙って、市役所を名乗り

「ゴミ捨て場が衛生面を考えて変わりました。不衛生でコロナが広がるといけないので・・新しい場所をお教えします」

などと理由をつけてお年寄りを家から外に出して、仲間が空き巣に入るという「追出し盗」

その他、バリエーションがあり警察を名乗るものが

「放置自転車があなたのか確認したいので見に行こう」など巧みに誘い出し外出させる事例があります。

追い出し盗の防犯対策としては自宅を無締まり状態にしないこと。“怪しい”と思ったら、カギの施錠と職員かどうかを確かめることが肝心です。

施錠とホームセキュリティ

少しの時間でも家を離れる時には必ず施錠を心がけましょう。空き巣の被害で多いのは無施錠なのです。しかし、施錠をしていても窓ガラスを割られ侵入されることはあります。

自主警備型セキュリティシステム「ライフディフェンス・エア」を活用して対策を行います。

窓やドアに無線のセンサーを設置し、侵入者を検知すると大音量の警告音でイカクし犯行の継続を断念させます。同時にあらかじめ登録した通報先に電話通報で知らせます。

「施錠とライフディフェンス」を日常的に繰り返すことで万が一「追出し盗」にだまされて家を出る時も、この動作を行うことができるでしょう。

最近では電子錠も一般的になってきています、ホテルのようにドアを閉めると自動で施錠するオートロック機能を利用することも有効です。

電子錠の一例(後付けタイプのスマートロック)